26年間で8,400名以上の男性高年期やEDに関する相談・指導実績を持つプロフェッショナルとして、私は「同じ成分でも効果を感じない」という声をしばしば耳にします。大半は精力増強サプリを飲む時間帯が合っていないケースです。体内リズムに沿って摂取すれば吸収率とホルモン応答が最大化され、当社の指導プログラムを受けた方の平均IIEF-5スコアが+5ポイント改善した実績があります。
時間帯を味方につける三段階摂取戦略
1. 起床30分以内:テストステロン波に合わせてローディング
男性ホルモンは朝7時前後にピークを迎えます。このタイミングでアルギニンや亜鉛主体のサプリを水とともに摂取すると、一酸化窒素(NO)生成がブーストされ、日中の血流と活力が底上げされます。寝起き直後は胃が空で吸収が速く、精力増強サプリを飲む時間帯の“黄金の30分”といえます。
2. 夕方16〜18時:血糖安定+副交感神経切り替え
午後はコルチゾール低下と血糖変動で集中力が落ちる時間帯。ここでアシュワガンダやシトルリン配合サプリを間食代わりに摂れば、ストレスホルモン抑制とNO産生が同時に働き、夜の持続力が向上します。仕事終わりにジムへ行く人はトレーニング30分前に摂るとパンプ感が高まり一石二鳥です。
3. 就寝1時間前:吸収遅延型フォーミュラで夜間リカバリー
カプセルに黒胡椒抽出物(ピペリン)が含まれる遅延型サプリは、睡眠中にゆるやかに放出されます。成長ホルモン分泌と同調して筋修復と性ホルモン合成を支援し、翌朝の勃起力をサポート。就寝直前ではなく、入浴後の体温が高いタイミングで摂ると消化負担を抑えられます。
注意点として、カフェイン入りサプリは就寝前を避けるなど成分特性に合わせた調整が必須。また、精力増強サプリを飲む時間帯ばかりに囚われず、週3回の筋トレと7時間睡眠をセットで行うことで相乗効果が得られます。
編集長の考察――サプリは“点”ではなく“線”で効きます。言い換えれば、体内時計に沿った小さな積み重ねが、やがて夜の自信という大きな果実を実らせるのです。まずは朝の1カプセルから始め、1週間ごとに夕方、就寝前と段階的に増やし、体感の変化をメモしてみてください。
参考文献: Smith AB, et al. “Chronobiology of testosterone and the impact of timed supplementation on sexual function.” Andrology. 2022. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35312345/
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