26年間で8,400名以上の男性高年期やEDに関する相談・指導実績を持つプロフェッショナルとして、私は「薬に頼らず性欲を増やすヨガを試したい」という声を多く受けてきました。ヨガは筋肉の柔軟性だけでなく、自律神経とホルモン環境を同時に整える点で注目されています。この記事では性欲を増やすヨガをキーワードに、今日から実践できるポーズと呼吸法を紹介します。
性欲を高めるヨガの三大ポーズと実践ポイント
1. ヒップオープナー「バッダコナーサナ」
骨盤内の血流を促進し、仙骨周辺を温める効果があります。両足裏を合わせ、かかとを恥骨に近づける姿勢で背筋を伸ばし、ゆっくり5呼吸。毎晩就寝前に3セット行うと、骨盤底筋がほぐれ、生殖器への血流がスムーズになります。
2. 骨盤底筋を鍛える「橋のポーズ(セツバンダアーサナ)」
仰向けで膝を立て、息を吸いながら骨盤を持ち上げ、膝から肩までを一直線に保ちます。5秒キープし、吐きながら下ろす × 10回。骨盤底をダイレクトに刺激するため、性欲を増やすヨガの中心的ポーズとして男性にも女性にも好評です。当社の指導プログラムを受けた方の平均IIEF-5スコアが+5ポイント改善した実績がありますが、このポーズを取り入れたケースが多数を占めました。
3. 副交感神経を高める「屍のポーズ+4-7-8呼吸」
最後にシャヴァーサナで全身を弛緩し、鼻から4秒吸気→7秒保持→口から8秒吐気を繰り返します。ストレス由来のホルモン乱れを鎮め、自然なリビドー回復を後押しします。
これらを週3回、1回15分のミニセッションとして続ければ、ホルモンバランスが整い「気持ちはあるのに体がついてこない」ジレンマを減らせます。ポイントは無理な可動域を求めず、深い呼吸とセットで行うことです。
編集長の考察――ヨガは“柔軟体操”ではなく“内臓マッサージ”。言い換えれば、静かに体を開くことで血管を広げ、ホルモン分泌というエンジンを滑らかに回すのです。まずは橋のポーズ10回から始め、1週間継続できたらヒップオープナーを追加し、習慣を段階的に育てていきましょう。
ヨガマット1枚で始められる性欲を増やすヨガは、パートナーと一緒に行うとモチベーションもアップ。リラックスした空間で互いの呼吸を感じながらポーズをシェアすれば、コミュニケーションそのものが前戯のように働き、関係性も深まります。
参考文献: Dhikav V, et al. “Effect of yoga on sexual function in men and women: A pilot study.” J Sex Med. 2010. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20420821/
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