26年間で8,400名以上の男性高年期・ED相談を受けてきた臨床現場では、運動習慣の中でもヨガがホルモンバランスに好影響を与える例が目立ちます。中でもテストステロンを底上げするヨガのポーズは、呼吸と筋肉伸張を同時に刺激し、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにする点が特徴です。実際、当社の指導プログラムを3か月実践した対象者では、平均IIEF-5スコアが+5ポイント改善した実績があります。
テストステロンを引き上げる代表的なヨガポーズ
1. ヴィーラバドラ・II(戦士のポーズⅡ)
下半身で大地を踏みしめ、胸郭を開きながら両腕を左右に伸ばすこのポーズは、脚と体幹を同時に強化して血流を促進します。テストステロン合成の材料であるコレステロールを筋肉に届けやすくし、代謝全体を活性化。
2. ブジャンガ・アーサナ(コブラのポーズ)
背骨を反らし胸を前方へ押し出す動作で前面の筋膜が伸び、副腎の血行が向上。これによりテストステロン合成を阻むストレスホルモンの分泌が抑えられやすくなります。朝一番の実践が特に効果的です。
3. セツ・バンダ・サルヴァンガ・アーサナ(橋のポーズ)
臀部を持ち上げ骨盤底を刺激することで、生殖器周辺の循環がアップ。骨盤内臓器への酸素供給が高まるため、テストステロンを底上げするヨガのポーズがもたらすホルモン増強効果を後押しします。
これらの動きを組み合わせた10分間のルーティンを朝の光を浴びながら行うと、体内時計が整い日中のテストステロン分泌ピークが引き上がる傾向があります。また、週3回の筋トレ前にテストステロンを底上げするヨガのポーズを取り入れることで関節可動域が広がり、怪我のリスクが低減する点もメリットです。
編集長の考察:ヨガは柔軟性だけでなく、呼吸と意識の集中を通じて神経―内分泌系を整える点が秀逸です。体を大きく動かすだけの運動よりも副交感神経優位の時間を作れるため、忙しいビジネスマンほど朝ヨガを試す価値があります。まずは3週間続け、睡眠の質と朝の活力にどれほど差が出るか体感してください。
まとめると、適切なポーズ選択と呼吸法を組み合わせれば、ヨガは男性ホルモン増強の強力な味方になります。今日から早起きして一つでもポーズを実践し、心身の変化を確かめてみましょう。
▶詳しいガイドはこちら 参考文献: PubMed
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